2008年2月18日月曜日

アフィリエイトリンクはSEO上減点か?

前回の記事「失敗したアフィリエイトサイトに学ぶノウハウ 」でトップページにアフィリエイトリンクを張って経由するだけのサイトを作るのはやめようって言うことを書いたのだがこれについて説明する.

サイトの質を見極める検索エンジン会社の指標として代表的なものにユーザのサイト訪問時間,再訪問率,直帰率(サイトを見てすぐ帰る確率,すなわちサイト内の他のページを見ずに,そのページだけを見て帰るということ)がある.すなわちユーザが長いこと滞在してくれて,何回も訪問しにきてくれて,入り口のページ(Topページの場合が多い)を見ただけですぐに帰らないようなページが質の高いページとして見なされるのである.ちなみにグーグルツールバーやヤフーツールバーでこれらの情報は計られている.

さてトップページにアフィリエイトリンクをどかんと目立つ場所に張るとどうなるか?まずユーザはそのアフィリエイトリンクをクリックする確率が上がるだろう.ここまではサイト管理人の思惑通りなのだがその結果ユーザのサイト訪問時間は短くなり,そのままアフィリエイト先に飛んで戻ってこない場合も多いと思うので直帰率も若干高くなってしまうだろう.(ちなみに戻ってきても大体30分以内であれば一つのセッションとみなされ,再訪問したことにはならないため,再訪問率はよそのサイトに行って戻ってきたとしても上がらない.)

すなわちサイト訪問時間を短くし,直帰率を下げる傾向があるためトップページにアフィリエイトリンクを張るのは控えたほうが良いのである.しかもそれが単なる質の低い,アフィリエイト先に経由するだけのサイトである場合再訪問してもらえる確率もほぼゼロであるため,サイト訪問時間はほぼゼロ,再訪問率もほぼゼロ,直帰率は100%近くという最悪な状態に陥ってしまうのである.

YSTではアフィリエイトリンクを張ること自体にペナルティがあると最近ネットではよくうわさされているがそれは恐らく嘘ではないかと思う.なぜならヤフーは大手アフィリエイトサービス会社「バリューコマース」を子会社化しており,そのような子会社にとってマイナスになるような事は絶対にしないはずだからである.
だからトップページにアフィリエイトリンクを張って十分な再訪問率,ユーザー滞在時間,直帰率が確保できるのならば別に張っても構わないのである.

YSTでは単に質の低いサイトを落としているだけと考えるのが妥当であろう。まあ単なるアフィリエイト先に経由するだけの質の低いサイトはアフィリエイトサイトのリンクをはずしたら売り上げが減るし,かといってそのままだと検索エンジンで上に行けないしもはやジリ貧だろう.頑張って質の向上に努めるべきである.

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